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【47都道府県 整骨院マーケットレポート㉟】徳島県の整骨院市場分析/競合密度48院——全国平均を上回る激戦区×世界的LED企業・日亜化学×阿波踊り×鳴門わかめ・すだち、高競合を差別化で勝ち抜く

2026.07.15|整骨院マーケットレポート

シリーズについて
このレポートは「47都道府県 整骨院マーケットレポート」シリーズの第35回。ピュアグロース株式会社 ヘルスケア事業本部が、都道府県ごとの整骨院市場を人口構造・競合密度・エリア特性・勝ちパターンの4軸で徹底分析します。経営判断・出店戦略・差別化設計の実務に直接使えるデータをまとめました。


はじめに:人口70万人の小県が「全国平均を上回る激戦区」という逆説

徳島県の競合密度は約48.0院/10万人。全国平均(40.7院)を大きく上回る。このシリーズで扱ってきた中国・四国・東北の多くの県が「低競合の空白市場」だったのとは正反対だ。

人口約70万人(全国44位)という小さな県が、なぜ全国平均を超える激戦区なのか。徳島は近畿圏(特に大阪・神戸)との経済的・文化的な結びつきが強く、明石海峡大橋・大鳴門橋で本州と直結している。この「関西志向」の県民性と、コンパクトな県土に人口の6割が徳島市周辺に集まる構造が、整骨院の集中を生んでいる。

徳島で問われるのは「空白をどう埋めるか」ではなく「激戦をどう勝ち抜くか」だ。低競合県のように「開院すれば独占」とはいかない。明確な差別化なしに徳島で開業すれば、既存院の中に埋没する。

だが徳島には、差別化の軸になる固有需要が確実に存在する。

一つ目が世界的LED企業・日亜化学工業の従事者だ。阿南市に本拠を置く日亜化学は青色LED・白色LEDで世界トップシェアを誇る「徳島が生んだ世界企業」だ。数千人規模が働く製造拠点で、クリーンルーム・精密作業の従事者需要がある。

二つ目が阿波踊りの担い手(連)だ。阿波踊りは徳島の魂であり、多くの市民が「連」に所属して年間を通じて練習する。あの独特の前傾姿勢・反復動作は、腰・膝・足への特有の負荷を生む。「踊り手のコンディショニング」は徳島でしか成立しない訴求だ。

三つ目が鳴門わかめ・鯛の漁業とすだち・鳴門金時の農業だ。鳴門の渦潮が育てる鳴門わかめ・鳴門鯛、全国シェアの大半を占めるすだち、鳴門金時(さつまいも)という徳島の一次産業従事者需要。

四つ目が阿波藍の藍染職人だ。「ジャパンブルー」として世界に知られる阿波藍の藍師・染師という伝統工芸の職人需要。

激戦区・徳島で勝つ院は、「徳島の誰の、どの痛みを引き受けるか」を明確にした院だ。


第1章:徳島県の人口構造と市場規模

1-1. 基本人口データ

| 指標 | 数値 | 備考 |
|------|------|------|
| 総人口 | 約70万人 | 全国44位(減少中)|
| 高齢者人口(65歳以上) | 約24万人 | 高齢化率約35% |
| 生産年齢人口(15〜64歳) | 約37万人 | 構成比約53% |
| 年少人口(0〜14歳) | 約8万人 | 構成比約11% |

徳島は人口の約6割が東部(徳島市とその周辺)に集中する。西部(三好・美馬)は山間部で過疎・高齢化が著しい。

主要都市別人口:

| 市町村 | 人口 | エリア | 特性 |
|--------|------|--------|------|
| 徳島市 | 約25万人 | 東部 | 県庁所在地・阿波踊り・商業・眉山 |
| 阿南市 | 約6.8万人 | 南部 | 日亜化学(世界的LED)・工業・漁業 |
| 鳴門市 | 約5.4万人 | 東部 | 鳴門の渦潮・わかめ・鯛・レンコン・大塚グループ |
| 吉野川市 | 約3.8万人 | 東部 | 農業・工業・吉野川流域 |
| 小松島市 | 約3.5万人 | 東部 | 港湾・漁業・工業 |
| 阿波市 | 約3.4万人 | 東部 | 農業(阿波尾鶏・野菜)・吉野川 |
| 美馬市 | 約2.6万人 | 西部 | うだつの町並み・藍・農業 |
| 三好市 | 約2.3万人 | 西部 | 祖谷(秘境)・観光・林業・過疎 |
| 石井町・藍住町(名西・板野)| 各2.6万人 | 東部 | 徳島市近郊・農業(藍・野菜)・ベッドタウン |
| 松茂町・北島町 | 各1.5万人 | 東部 | 徳島市近郊・空港・住宅地 |

1-2. 生産年齢人口の需要構造

①LED・製造業従事者(阿南市・徳島市)
日亜化学工業(阿南市)は青色LED・白色LEDで世界トップシェアの企業だ。数千人規模の従業員がクリーンルーム・精密作業・製造ラインに従事する。長時間の立ち仕事・精密作業・微細な手作業による腰痛・肩こり・眼精疲労・頸肩腕症候群。徳島市周辺にも製造業(大塚製薬グループ関連など)が集積する。

②阿波踊りの担い手・スポーツ愛好家(全県、特に徳島市)
阿波踊りは徳島の文化の核だ。市民の多くが「連」に所属し、8月の本番に向けて年間を通じて練習する。踊りの前傾姿勢・反復動作・足の運びは腰・膝・足首・アキレス腱への特有の負荷を生む。踊り手のコンディショニング・障害予防という徳島固有の需要がある。

③漁業・農業従事者(鳴門市・阿南市・吉野川流域)
鳴門わかめ(渦潮の激流が育てる全国ブランド)・鳴門鯛の漁業、すだち(全国シェアの大半)・鳴門金時(さつまいも)・レンコン・阿波尾鶏という農業。

④製薬・関連産業(鳴門市・徳島市)
大塚製薬グループは徳島(鳴門・徳島市)を発祥・拠点とする。製薬・食品(ポカリスエット等)の製造従事者需要。

⑤伝統工芸職人(藍住町・美馬市)
阿波藍(ジャパンブルー)の藍師・染師。藍染めの座位前傾・手作業による頸肩腕・腰痛。

1-3. 市場規模推計

| 指標 | 数値 |
|------|------|
| 施術所数(R4確定値) | 336院 |
| 推計年間市場規模 | 約405〜485億円 |


📌 第1章の急所
徳島は「四国で最も関西に近い県」だ。大阪・神戸への通勤・通学・買い物が日常的で、医療・美容も関西志向が強い。この県民性は整骨院にも影響する。徳島の患者は「都会的なサービス・洗練された院」への感度が、他の四国県より高い。激戦区で勝つには、内装・接遇・情報発信の「都会的な質」が地方の他県以上に問われる。


第2章:施術所数・競合密度の実態

2-1. 徳島県の競合密度

| 指標 | 徳島県 | 全国平均 |
|------|--------|----------|
| 施術所数(R4確定値) | 336院 | 50,919院 |
| 競合密度 | 約48.0院/10万人 | 約40.7院/10万人 |
| 人口 | 約70万人(全国44位) | — |

全国平均を大きく上回る。特に徳島市とその近郊は院が密集する激戦区だ。一方で西部山間部(三好・美馬)は競合が薄い。

2-2. エリア別競合密度(推計)

| エリア | 推計競合密度 | 特性 |
|--------|-------------|------|
| 徳島市中心部 | 55〜72院/10万人 | 県内最激戦。全国平均を大きく超える |
| 徳島市郊外・近郊町 | 45〜60院/10万人 | ベッドタウン。高競合 |
| 鳴門市 | 40〜52院/10万人 | 観光×漁業×製薬。中〜高競合 |
| 阿南市 | 35〜48院/10万人 | 日亜化学の企業城下町。中競合 |
| 小松島市・吉野川市・阿波市 | 30〜45院/10万人 | 農業×工業。中競合 |
| 美馬市 | 22〜35院/10万人 | 藍×農業。低〜中競合 |
| 三好市(祖谷・池田)| 15〜28院/10万人 | 山間・観光・過疎。低競合 |


📌 第2章の急所
徳島市中心部の競合密度55〜72院/10万人は、地方県としては異例の激戦区だ。ここで「総合型の整骨院」として新規開業しても、既存の40〜50院の中に埋没する。徳島市で勝つには「LED工場勤務者専門」「阿波踊りの踊り手専門」「産後ケア専門」「スポーツ専門」など、明確に絞り込んだポジショニングが不可欠だ。逆に西部(三好・美馬)は競合が薄く、地域密着型が成立しやすい。


第3章:徳島市——激戦区で「絞り込み」で勝つ

3-1. 徳島市(人口約25万人)

徳島市は県人口の約36%が集中し、近郊町(藍住・北島・松茂・石井)を含めると県人口の6割が集まる県東部の中核だ。阿波踊り・眉山・徳島大学を擁する。

| エリア | 特性 | 競合 |
|--------|------|------|
| 徳島駅・中心市街地 | 商業・行政 | 県内最激戦 |
| 徳島市南部(文化の森・八万)| 住宅地×大学 | 高競合 |
| 徳島市周辺町(藍住・北島・松茂)| ベッドタウン・商業施設 | 高競合。子育て層 |
| 徳島市郊外(国府・入田)| 農業×住宅 | 中競合 |

3-2. 徳島市で勝つ「絞り込み」戦略

激戦区の徳島市で総合型は埋没する。勝つのは「絞り込んだ院」だ。

①「阿波踊りの踊り手専門」という全国唯一の訴求
阿波踊りの連に所属する踊り手のコンディショニング・障害予防に特化する。徳島市には数百の連があり、踊り手は数万人規模。「踊りのための身体づくり」を掲げる院は徳島市でしか成立しない差別化だ。

②産後・子育て世帯特化
藍住・北島・松茂の近郊ベッドタウンは子育て世帯が集まる。産後骨盤矯正・キッズスペース・子どものスポーツ外傷という都市型ファミリー特化。

③自費コンディショニング×都会的な質
関西志向で洗練を求める徳島市民に、都会レベルの内装・接遇・自費コンディショニングメニューを提供する。


📌 第3章の急所
阿波踊りの「連」は年間を通じて活動するコミュニティだ。一つの連に所属する踊り手を施術で満足させると、連の仲間に口コミが広がる。連は数十〜百人規模の結束したコミュニティで、その中の信頼は連単位で拡散する。「あの院は踊りの身体をわかっている」という評判が連のネットワークで広がれば、激戦区でも独自のポジションを確立できる。阿波踊りは徳島市の集客における「コミュニティの鍵」だ。


第4章:日亜化学のLED工場——世界企業の従事者を取る

4-1. 日亜化学工業(阿南市)

日亜化学工業は阿南市に本拠を置く、青色LED・白色LEDで世界トップシェアを誇る化学メーカーだ。青色LEDの実用化(ノーベル物理学賞につながった技術)で世界を変えた「徳島発の世界企業」であり、阿南市の経済を支える大黒柱だ。

数千人規模の従業員が以下の作業に従事する:

| 作業 | 身体負担 | 障害 |
|------|---------|------|
| クリーンルーム内作業 | 長時間の立ち仕事・防塵服での動作制限 | 腰痛・足底筋膜炎 |
| 精密製造・検査 | 手元凝視・微細な手作業の持続 | 眼精疲労・頸肩腕症候群・首こり |
| 製造ライン | 反復動作・立位作業 | 腰痛・肩こり・腱鞘炎 |
| 設備保全 | 重量物・中腰・狭所作業 | 腰痛 |

4-2. 阿南市での需要の取り方

①「日亜化学・LED工場従事者専門」の訴求
阿南市で「世界的LED企業に勤める方の腰・肩・首専門」という訴求は、地元で強い帰属感を生む。阿南市の経済が日亜を中心に回っているため、「日亜で働く人のための院」というメッセージは市民に刺さる。

②シフト対応
製造ラインは交替制シフトが多い。早朝・夜間対応が工場従事者の来院を可能にする。

③日亜の健康保険組合への法人提案
世界企業ゆえに健康保険組合が充実している。組合を通じた「従業員腰痛・肩こり予防プログラム」の法人提案が有効だ。

④精密作業由来の眼精疲労・首こり対応
LED製造の微細作業は眼精疲労と首こりを生む。「精密作業の方の眼精疲労由来の首こり専門」という具体的な訴求が、他院との差別化になる。


📌 第4章の急所
阿南市の競合密度(35〜48院/10万人)は徳島市より低い。世界企業・日亜化学の企業城下町でありながら、「日亜従事者専門」を明確に掲げた院は少ない。阿南市で日亜の従業員・協力会社の従事者に特化すれば、徳島市の激戦を避けつつ安定した企業需要を取れる。徳島で開業するなら、激戦の徳島市より阿南市の企業特化のほうが勝ち筋が見えやすい。


第5章:鳴門わかめ・鯛の漁業×すだち・鳴門金時の農業

5-1. 鳴門の漁業(鳴門市)

鳴門海峡の渦潮が生む激しい潮流は、全国ブランドの水産物を育てる。

  • 鳴門わかめ:激流にもまれて育つ肉厚のわかめ。全国的ブランド。養殖・収穫・加工の重労働

  • 鳴門鯛:渦潮の激流で身が締まった高級鯛。漁業従事者の網作業

  • 鳴門レンコン:鳴門の特産。泥田での収穫は全身を使う重労働

わかめの養殖・収穫(冬〜春)、レンコンの収穫(泥中作業)は腰・肩への強い負荷を生む。

5-2. すだち・鳴門金時の農業

  • すだち:徳島は全国のすだち生産の大半を占める。収穫・選別作業

  • 鳴門金時(さつまいも):鳴門の砂地で育つブランドさつまいも。しゃがんでの収穫作業→腰・膝

  • 阿波尾鶏:徳島のブランド地鶏。飼育農家の世話

5-3. 需要の取り方

鳴門市・阿南市・吉野川流域の漁業・農業従事者に「一次産業従事者の腰・肩専門」を訴求する。漁協(鳴門)・JA(JA里浦・JAアグリあなん等)への連携が農漁業コミュニティへの接触経路だ。わかめの収穫期(冬〜春)明け、鳴門金時の収穫期(秋)明けの集患設計が効く。


📌 第5章の急所
鳴門わかめの養殖・収穫は冬から春にかけての厳しい作業だ。冷たい海水の中での重労働で、腰・肩・手の障害が集中する。「わかめ漁のシーズン後の身体リセット」を春(4〜5月)に訴求できる院が鳴門の漁業従事者を取る。鳴門は製薬(大塚グループ)・観光(渦潮)も持つ多面的な街で、漁業・製薬・観光の複数需要を組み合わせられる。


第6章:徳島に刺さる集客チャネルの現実

6-1. MEO——激戦の東部と空白の西部で戦略が真逆

| エリア | 地域1位に必要な口コミ数(推計)| 優先度 |
|--------|-------------------------------|------|
| 徳島市中心部 | 130〜200件 | 県内最激戦。絞り込み必須 |
| 徳島市近郊(藍住・北島)| 90〜140件 | 高競合。ファミリー特化で |
| 鳴門市 | 70〜110件 | 中期目標 |
| 阿南市 | 55〜85件 | 企業特化で狙う |
| 小松島・吉野川・阿波 | 45〜70件 | 短期で達成可能 |
| 美馬市 | 30〜48件 | 今すぐ達成可能 |
| 三好市 | 20〜35件 | 即独占可能 |

6-2. 徳島の集客は「絞り込み×都会的な質」

激戦区・徳島では、低競合県のような「MEO口コミを少し集めれば独占」とはいかない。必要なのは:

  • 明確な絞り込み:「阿波踊り専門」「日亜従事者専門」「産後専門」など、誰の何を診るかを specific に

  • 都会的な情報発信:関西志向の徳島市民に響く、洗練されたInstagram・Google発信

  • 専門性の証明:絞り込んだ分野での実績・症例・専門知識の発信

6-3. LINE公式アカウント×法人連携

| チャネル | 施策 |
|---------|------|
| 阿波踊り連携 | 連への「踊り手の身体づくりセミナー」、8月本番前の障害予防 |
| 日亜化学 | 健保への従業員腰痛予防プログラム、シフト対応の告知 |
| 農漁業 | JA・鳴門漁協への一次産業従事者セミナー、収穫期後の集患 |
| ファミリー | 藍住・北島の子育て世帯向けInstagram発信 |


📌 第6章の急所
徳島の激戦区で「総合型・地域密着」を掲げるのは最も危険な戦略だ。既存院が飽和する中で無色透明の院は選ばれない。徳島で新規に勝つには、勇気を持って「診る相手を絞る」こと。「みんなの院」ではなく「阿波踊りの踊り手の院」「日亜で働く人の院」になること。絞り込みは客を減らすようで、激戦区ではむしろ選ばれる理由を作る。


第7章:徳島の勝ちパターン5選

パターン①【徳島市・阿波踊り特化型】踊り手のコンディショニングで唯一無二になる

  • ターゲット:阿波踊りの連に所属する踊り手(全世代)+スポーツ愛好家

  • 武器:「踊り手の腰・膝・足専門」という全国唯一の訴求×連コミュニティへの浸透×8月本番前の障害予防×都会的な発信

  • 月商目標:150〜200万円

  • 注意点:阿波踊りは8月に本番が集中するが、連は年間を通じて活動する。夏前の障害予防と通年のコンディショニングで需要を平準化する。連単位の口コミ拡散を意識

パターン②【阿南市・日亜化学特化型】世界企業の従事者を企業城下町で取る

  • ターゲット:日亜化学・協力会社の従事者(20〜50代)

  • 武器:「LED工場従事者の腰・肩・首専門」×精密作業の眼精疲労由来首こり対応×シフト対応×日亜健保への法人提案×MEO口コミ55〜85件

  • 月商目標:150〜195万円

  • 注意点:阿南市は徳島市より競合が低く、企業特化の勝ち筋が明確。日亜の従業員という安定した母集団を押さえれば、激戦の徳島市を避けて堅実に経営できる

パターン③【藍住・北島・ファミリー特化型】近郊ベッドタウンの子育て世帯を取る

  • ターゲット:徳島市近郊の子育て世帯(20〜40代)

  • 武器:産後骨盤矯正×キッズスペース×子どもスポーツ外傷×Instagramのママ向け発信×MEO口コミ90〜140件

  • 月商目標:160〜210万円

  • 注意点:藍住・北島は子育て世帯が集まる成長エリアだが競合も高い。「産後ケアの専門性」を明確に打ち出し、都会的な質で差別化する

パターン④【鳴門市・漁業×製薬×観光複合型】渦潮の街の多面的需要を取る

  • ターゲット:鳴門わかめ・鯛の漁業従事者+大塚グループの製薬従事者+観光従事者

  • 武器:「一次産業従事者の腰・肩」+製薬工場勤務者対応×漁協・企業連携×MEO口コミ70〜110件

  • 月商目標:140〜185万円

  • 注意点:鳴門は漁業・製薬・観光と多面的。特定に絞りきれない場合は「鳴門で働く人の身体を支える院」という地域密着で複数需要を束ねる

パターン⑤【三好・美馬・西部型】山間部の空白で地域密着院になる

  • ターゲット:三好市・美馬市の高齢者・農家・住民+祖谷の観光客

  • 武器:「西部で数少ない膝・腰・ロコモ専門」×地域密着×藍染職人対応×MEO口コミ20〜35件

  • 月商目標:95〜130万円

  • 注意点:西部は東部と違い競合が薄い。低競合エリアなので地域密着型が成立する。祖谷(秘境)の観光客の急性対応も上乗せできる。徳島の中では唯一「独占」戦略が使えるエリア


📌 第7章の急所
徳島は「東部=激戦(絞り込みで勝つ)」「西部=空白(地域密着で独占)」という二つの顔を持つ。東部で開業するなら阿波踊り・日亜・産後など明確な絞り込みが必須。多店舗展開を狙うなら、激戦の徳島市中心部に複数を出すのではなく、「阿南(日亜)+徳島市近郊(ファミリー)+鳴門(複合)」とエリアと客層を分けて配置するのが徳島らしい戦略だ。


まとめ——徳島で整骨院を経営するということ

徳島の整骨院市場を一言で表すなら、「人口70万人の小県でありながら全国平均を超える激戦区で、絞り込んだ差別化なしには勝てない、四国で最も『都市型の競争』が求められる県」だ。

阿波踊りの踊り手、日亜化学のLED技術者、鳴門わかめの漁師、藍染の職人——これらは激戦区・徳島で「選ばれる理由」を作る差別化の軸だ。

徳島で勝つための3原則

① 激戦区では「絞り込み」が生存戦略
徳島市の総合型は埋没する。「阿波踊り専門」「日亜従事者専門」「産後専門」など、誰の何を診るかを specific に絞ることが、激戦区で選ばれる唯一の道だ。

② 阿波踊りと日亜という徳島固有の資産を使う
阿波踊りの踊り手コミュニティ、日亜化学の企業城下町——この2つは徳島でしか成立しない差別化の源泉だ。全国唯一の訴求で、激戦の中に独自のポジションを切り開ける。

③ 東部と西部で戦略を変える
激戦の東部は絞り込みで、空白の西部は地域密着で。同じ徳島県でも東西で戦い方が正反対だ。自分がどちらで戦うのかを明確にすることが、徳島攻略の出発点になる。


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著者プロフィール

著者プロフィール:宮澤 駿
ピュアグロース株式会社 ヘルスケア事業本部 本部長

大学卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。入社後は12年間、整骨院を中心に治療院業界のコンサルティングに特化し、成功事例企業を多数輩出。業界のM&Aにも携わりながら、部長として社内マネジメントも経験。「お客様の純粋な成長」を実現掲げるピュアグロースの理念に共感しヘルスケア事業本部を2026年4月に立ち上げ。パーソナルパーパスは「業界・企業・人の可能性を信じ、伴走し、未来を共に創る」。

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本レポートはR4衛生行政報告例(厚生労働省)確定データ・各種公開統計および業界調査をもとに執筆しています。

宮澤駿

この記事の監修者

宮澤 駿ピュアグロース株式会社 ヘルスケア事業本部 本部長

株式会社船井総合研究所で12年間、整骨院・治療院業界のコンサルティングに特化し、成功事例企業を多数輩出。業界のM&Aにも携わり、部長として社内マネジメントも経験。「お客様の純粋な成長」を掲げるピュアグロースにて、2026年ヘルスケア事業本部を立ち上げ。

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