COLUMN
2026.06.09|整骨院マーケットレポート
シリーズについて
このレポートは「47都道府県 整骨院マーケットレポート」シリーズの第12回。ピュアグロース株式会社 ヘルスケア事業本部が、都道府県ごとの整骨院市場を人口構造・競合密度・エリア特性・勝ちパターンの4軸で徹底分析します。経営判断・出店戦略・差別化設計の実務に直接使えるデータをまとめました。
岡山の競合密度は約32院/10万人。全国平均(40.7院)を2割以上下回る。
数字だけ見れば「参入しやすい市場」だ。しかし「競合が少ないから楽」という話ではない。岡山で稼ぐには、岡山固有の産業構造を理解した上で戦略を立てる必要がある。
岡山には他の都道府県にはない患者予備軍が二つある。
ひとつは農業腰痛だ。岡山は「白桃・マスカット・ピオーネ」のブランド果実産地として全国に知られる。ハウス栽培・施設園芸の農業従事者は前傾姿勢・重労働で腰・膝・肩を酷使する。しかし多くの農家が「痛みを我慢して働く」生活を続けており、整骨院への来院率が低い。ここに動線を作れた院は独占できる。
もうひとつは水島コンビナートの製造業需要だ。倉敷市水島地区には、JFEスチール・三菱自動車・旭化成など日本を代表する重工業が集積する。数万人規模の製造業従事者が周辺に居住しており、腰痛・肩こりの慢性患者予備軍を形成している。しかし整骨院がここに本気で営業できている院はほとんどない。
岡山は「晴れの国」だ。年間晴天日数は全国トップクラスで、農業・製造業・建設業など屋外・現場系の就業者が多い。外で身体を使う人間が多いほど、整骨院の需要は分厚い。その市場を、まだ誰も本気で取りに行っていない。
指標 | 数値 | 備考
総人口 | 約188万人 | 全国17位
高齢者人口(65歳以上) | 約57万人 | 高齢化率約30%
生産年齢人口(15〜64歳) | 約109万人 | 構成比約58%
年少人口(0〜14歳) | 約22万人 | 構成比約12%
高齢化率30%は全国平均(29.1%)とほぼ同水準。ただし岡山市・倉敷市・総社市は27%前後と比較的若く、津山市以北の北部山間地は40%を超える。県全体の平均値で判断せず、エリアごとの年齢構成を確認することが戦略設計の前提になる。
主要都市別人口:
市 | 人口 | 特性
岡山市 | 約72万人 | 政令指定都市・4区・県庁・流通
倉敷市 | 約47万人 | 水島コンビナート・美観地区・児島
津山市 | 約9万人 | 北部中核・観光(城)・高齢化進行
総社市 | 約7万人 | イオンモール開発・人口増加中
玉野市 | 約5.5万人 | 造船(三井E&S)・人口減少中
笠岡市 | 約4.5万人 | 農業・水産・高齢化
備前市 | 約3万人 | 陶磁器・備前焼・高齢化
真庭市 | 約4.5万人 | 蒜山・観光・木材産業
岡山の生産年齢人口約109万人の中で、整骨院の主要ターゲットを切り出す。
①農業従事者(岡山市・赤磐市・備前・備中の農業地帯)
岡山は白桃・マスカット・ピオーネなどブランド果実の主要産地だ。施設園芸(ハウス栽培)の農業従事者は、前傾姿勢・重量物運搬・低い場所での作業を繰り返す。腰痛・膝痛・肩の慢性疼痛は職業病と言ってもいい。県内の農業従事者数は約5万人(常雇・パート含む)。
②水島コンビナートの製造業従事者(倉敷市水島・玉島)
水島地区にはJFEスチール西日本製鉄所・三菱自動車水島製作所・旭化成・三菱ケミカルなど重工業・化学工業が集積する。関連企業・下請けを含めると周辺に居住する製造業従事者は数万人規模。腰痛・肩こりの慢性疾患需要が安定している。
③外国人労働者(倉敷市・岡山市)
岡山県の外国人居住者は約3万5千人(2024年)。倉敷市水島地区の製造業技能実習生・特定技能が特に多く、ベトナム・フィリピン・中国系が主体。多言語対応をしているだけで競合がいない市場を取れる層だ。
④岡山市のビジネスパーソン(デスクワーク・通勤圏)
岡山市は中四国の交通ハブ(山陽新幹線・瀬戸大橋・姫路方面)として機能し、広域から通勤者が集まる。慢性的な肩こり・腰痛を持つビジネスパーソン向けの「夕方・当日予約可・短時間施術」モデルが機能しやすい。
指標 | 数値
施術所数(R4確定値) | 599院
推計年間市場規模 | 約719〜863億円
全国計50,919院のうち岡山の599院は1.2%。人口比(岡山が全国の1.5%)より少なく、相対的に施術所が少ない県だ。
📌 第1章の急所
岡山の患者予備軍の核は農業従事者と製造業従事者の二層だ。どちらも「痛みがあっても院に行く習慣がない」傾向があるが、一度来院させると長期リピーターになる。「どうやって最初の来院を作るか」の仕掛けが岡山経営の核心になる。
指標 | 岡山県 | 全国平均
施術所数(R4確定値) | 599院 | 50,919院
競合密度 | 約31.9院/10万人 | 約40.7院/10万人
人口 | 約188万人(全国17位) | —
全国平均を2割下回る。西日本の中でも低水準の競合密度だ。
エリア | 推計競合密度 | 特性
岡山市中心部(北区・中区) | 40〜55院/10万人 | 全国平均超・高競合
岡山市南部・東区・南区 | 30〜40院/10万人 | 中競合・農業地帯隣接
倉敷市中心部・美観地区周辺 | 35〜45院/10万人 | 観光×住宅・中〜高競合
倉敷市水島・玉島 | 25〜35院/10万人 | 製造業エリア・中程度
総社市・早島町 | 20〜30院/10万人 | 成長エリア・低〜中競合
玉野市・備前市 | 20〜30院/10万人 | 人口減少・中程度
赤磐市・和気町・真備 | 15〜25院/10万人 | 農業地帯・低競合
津山市・真庭市 | 15〜25院/10万人 | 北部中核・低競合
美作市・新庄村・奈義町 | 10〜15院/10万人 | 過疎・低競合
「岡山全体32院」という平均の裏には、岡山市中心部の激戦と北部・農村部の低競合が混在している。
📌 第2章の急所
総社市・早島町は「人口増加×低競合」という出店適性が高いエリア。イオンモール総社の開発以降、若いファミリー層の転入が続いており、産後骨盤・スポーツ障害・子供の骨端症など成長エリア特有の需要が育っている。
岡山市(人口約72万人)は政令指定都市4区で構成される。
区 | 人口(万人) | 特徴 | 整骨院経営の難易度
北区 | 約37 | 岡山駅・岡山城・北部農村まで広範 | 高(駅周辺)〜低(北部農村)
中区 | 約14 | 旭川東・住宅地・中級所得層 | 中(安定競合・住宅密集)
東区 | 約8 | 東部・農業地帯隣接・高齢化 | 低〜中(農業需要あり)
南区 | 約13 | 南部・水島隣接・工場通勤者居住 | 中(製造業需要あり)
北区の特性:岡山駅前〜表町商店街周辺は競合が最も多い。一方、建部・御津・灘崎方面に向かうと競合密度が急激に下がる。「岡山市北区」という括りで競合を判断しないこと。
東区・南区の穴場:農業・製造業の患者予備軍が多い割に施術所が少ない。岡山市内で「競合が薄いエリアを探す」なら東区・南区が候補になる。
倉敷市(人口約47万人)は観光(美観地区)と重工業(水島)という二つの顔を持つ。
エリア | 特性 | 整骨院需要
倉敷駅周辺・美観地区 | 観光×住宅・商業集積 | 高(競合多・差別化が必要)
水島地区 | 重化学工業・工場労働者居住 | 中(製造業腰痛・夜間ニーズ)
玉島地区 | 住宅・水産業・港湾 | 中(低〜中競合)
児島地区 | ジーンズ産業・繊維工場 | 低(施術所少ない)
真備町 | 豪雨被災復興・農業 | 低(競合少・高齢化)
📌 第3章の急所
倉敷市の水島地区は「夜間診療×腰痛特化」の院がほとんどない。製造業の勤務終了が16〜17時のため、18〜21時の診療枠を設けるだけで「仕事帰りに通える整骨院」として競合が一気に減る。倉敷市内で差別化しやすい方法の一つだ。
倉敷市水島地区は日本最大級の石油化学・鉄鋼コンビナートの一つだ。
企業 | 業種 | 規模
JFEスチール西日本製鉄所 | 鉄鋼 | 国内最大級の高炉工場
三菱自動車水島製作所 | 自動車 | 軽自動車・デリカ生産拠点
旭化成 | 化学・繊維 | 倉敷事業所
三菱ケミカル | 化学 | 水島事業所
関連サプライヤー | 製造全般 | 数十〜数百社
関連する下請け・サプライヤーを含めると、水島周辺に居住する製造業従事者は数万人規模に達する。
①夜間診療枠(18〜21時)の設定
製造業の勤務終了は16〜17時帯が多い。18時以降に開いている整骨院が少ないため、それだけで差別化になる。「仕事帰りにそのまま寄れる」を看板に打ち出す。
②腰痛・肩こり特化のGoogle広告
「倉敷 腰痛」「水島 整骨院」などのキーワードで月5〜8万円の検索広告を投下する。製造業従事者は「痛くて仕事に支障が出てから検索する」ため、検索広告の反応率が高い。
③法人顧問プラン(サプライヤー中小企業へ)
大手企業の下請けサプライヤー(従業員10〜50名規模)に直接アプローチし、「従業員専用の月額施術プラン」を提案する。1社10名×月1回で10件の固定患者。3〜4社と契約すれば安定した月次収入になる。
📌 第4章の急所
水島コンビナートへの法人営業で最も早いルートは「工場内の安全衛生担当者への直接訪問」だ。「腰痛で休業者が出ると労災リスクになる」という切り口は刺さりやすい。最初の一社を取るまでが山で、その後は口コミで広がる。
岡山は「晴れの国」の農業産地として全国に名前が通っている。
農産品 | 岡山の位置 | 主要産地
白桃 | 全国2〜3位 | 岡山市・赤磐市・和気町
マスカット | 全国シェア大 | 岡山市・倉敷市周辺
ピオーネ(ぶどう) | 全国有数 | 岡山市・赤磐市
米・野菜 | 備前・備中で安定生産 | 全域
ブランド果実(白桃・マスカット・ピオーネ)の栽培は施設園芸(ビニールハウス)が中心だ。ハウス内での低姿勢・前傾姿勢作業、重いコンテナ運搬、剪定・誘引作業は腰・膝・肩への負荷が極めて高い。
繁忙期のピーク:桃の収穫(7〜8月)・ぶどうの収穫(8〜10月)は腰痛が一気に悪化しやすい
「痛みを我慢して働く」文化:農繁期に休めないため、シーズンが終わった11〜12月にまとめて来院するパターンが多い
院から遠い立地:農村部の農家は車で10〜15分以上かかる場所に住む場合が多く、「近くに院があれば行く」という潜在需要がある
①農業繁忙期前の「予防ケアDM」
毎年6月(桃の収穫前)と7月(ぶどう誘引作業前)に既存患者・地域農家向けのDMまたはLINE配信を行う。「農繁期前に腰のメンテをしておきましょう」という予防訴求は刺さりやすい。
②JAとの連携
JA晴れの国岡山や地域農協に「農業者向け整骨院相談窓口」として紹介してもらう交渉を行う。農家が集まるJAの集会・研修に講師として参加するだけで口コミが一気に広がる。
③農村エリアへのポスティング
岡山市東区・赤磐市・和気町などの農業地帯は、チラシのポスティング反応率が高い。「農家の腰痛専門」を打ち出したA4チラシ1枚で十分効果が出るエリアだ。
📌 第5章の急所
農家の患者化で最大の障壁は「院の場所を知らない」ことだ。MEOで「赤磐市 腰痛」「岡山市東区 整骨院 農業」などのキーワードで上位に出るだけで来院動線ができる。農業エリア向けのMEO最適化は、競合がほぼいないため取り組みやすい。
年 | 人口(万人) | 変動
2015年 | 191 | —
2020年 | 190 | −1万
2024年 | 188 | −2万
2030年(推計) | 183 | −5万
年間約5千人ペースで緩やかに減少中。岡山市・総社市は微増〜横ばいを維持しており、北部山間地(津山市・真庭市・新庄村)の減少が全体を引っ張る。
エリア | 人口動態 | 整骨院市場の将来性
岡山市・総社市 | 微増〜横ばい | ◎(若い・人口維持)
倉敷市 | 緩やかな減少 | ○(現状維持)
玉野市・笠岡市 | 減少継続 | △(縮小傾向)
津山市・真庭市・美作市 | 加速度的な減少 | ✕(過疎化)
総社市:イオンモール総社の開発以降、倉敷市・岡山市から若いファミリー層が転入している。産後骨盤・子供のスポーツ障害・働き盛りの肩こり腰痛という「成長市場特有の需要」が育っている。競合密度は低く、参入余地がある。
早島町:岡山市・倉敷市の中間に位置し、ベッドタウンとして人口が増加中。インターチェンジが近く、車での来院がしやすい地理的条件がある。
📌 第6章の急所
岡山で出店を考えるなら、総社市・早島町・倉敷市南部(船穂・茶屋町)あたりの「人口増加×施術所少ない」エリアが最初の候補になる。「岡山市中心部に出す」よりも同じ投資で患者獲得コストが大幅に下がる可能性がある。
岡山の繁盛院は患者層の繁忙期・閑散期を把握している。農家は農繁期(7〜10月)に来院が減り、農閑期(11〜3月)に増える。製造業従事者は年度末・工場定修(定期修繕)前後にコンディションを崩しやすい。この波を読んで集客・施術の強化タイミングを設計している。
岡山の繁盛院のGoogleビジネスプロフィールを見ると、「赤磐市 腰痛」「倉敷市水島 肩こり」など、エリア名と症状名を組み合わせたキーワードが自然に入り込んでいる。HPの本文・サービス説明・口コミ返信の中にこれを入れているだけで検索上位に出続ける。
岡山も広島と同様、義理・人情・義理堅さの文化が根強い。「先生に紹介してもらったら行かなきゃ」という気質がある。退院時・来院時に紹介カードを必ず手渡す院は、月の新規患者の3〜4割を紹介で獲得している。
📌 第7章の急所
農業・製造業の患者を持つ院が強い理由は単価ではなく「リピート率の高さ」にある。慢性疾患×仕事由来の痛みは再発するため、継続来院の動機が消えない。初診時に「この仕事をしている限り、月1回のメンテが必要です」と伝えられた院が長期患者を量産している。
岡山市中心部は競合が多くMEO上位表示に時間がかかるが、農村部・郊外は口コミ30〜50件で1位が取れるエリアが多い。農家の患者を取りたいなら、まずMEOの「地域名×農業関連ワード」での最適化が最短ルートだ。
週次作業:写真3〜5枚更新、口コミ返信、投稿1〜2本。これを6ヶ月続けるだけで農村エリアのトップを取れる可能性が高い。
農業従事者の来院は農閑期(11〜3月)に集中する傾向がある。LINE公式で農繁期終了後に「疲れが溜まりやすい季節です。腰のメンテはお済みですか?」と配信するだけで来院率が上がる。来院した患者を必ずLINE登録させる習慣が繁盛院の共通点だ。
岡山の農業地帯(赤磐市・和気町・岡山市東区・南区)では、チラシのポスティングがまだ有効だ。「農家の腰を守る整骨院」という農業特化のキャッチコピー一本で反応率が変わる。配布タイミングは農繁期の直前(5〜6月・7〜8月)が効果的。
JAのイベント・集会に「腰痛予防セミナー」として参加する。参加費ゼロでも農家20〜30人に直接接触できる。「先生に会った」という体験が来院の入り口になる。農協の広報誌・回覧板での院の案内も費用対効果が高い。
📌 第8章の急所
岡山で最速の集客ルートは「MEO整備→農業繁忙期前のチラシ・LINE配信→JA連携」の順序だ。農業カレンダーに合わせて集客の波を作ることが、岡山固有の繁盛院の設計思想だ。
ターゲット:岡山市中区・北区住宅地の30〜50代主婦・ファミリー層
武器:MEO口コミ集積×紹介カード×LINE再来院設計
月商目標:200〜250万円
注意点:競合が多い中心部は「来る理由の言語化」が不可欠。HP・Googleビジネス・LINE全てに専門特化の訴求を入れる
ターゲット:水島コンビナート・製造業従事者(30〜50代男性)
武器:夜間診療(18〜21時)×腰痛特化LP×法人顧問プラン
月商目標:150〜200万円
注意点:法人営業の初期アプローチに時間がかかる。MEOで既存患者を固めながら並行して動く
ターゲット:赤磐市・和気町・岡山市東区南区の農業従事者(40〜60代)
武器:農業特化チラシ×農閑期LINE配信×JA連携
月商目標:120〜160万円
注意点:農繁期は来院が減る。農閑期に集中来院させる設計と、繁忙期は予防ケアの訴求で維持する
ターゲット:総社市・早島町の30〜40代ファミリー(産後骨盤・子供の障害)
武器:MEO先行投資×産後骨盤特化×子供スポーツ障害
月商目標:150〜180万円
注意点:成長エリアは今が参入適期。3〜5年後に競合が増えることを見越して口コミ・紹介で早期に地盤を固める
ターゲット:倉敷市水島・玉島の20〜30代ベトナム・フィリピン系製造業従事者
武器:多言語対応(LINE翻訳・ベトナム語ポスター)×夜間診療
月商目標:100〜140万円
注意点:外国人コミュニティでの口コミは速い。一人をしっかり対応すれば同僚・友人に一気に広がる
📌 第9章の急所
パターン③(農業特化)は「農閑期は繁盛、農繁期は閑散」になるリスクがある。農繁期にも来院できる「予防ケア月1回プラン」を設計して、通年の来院習慣を作ることが長期安定の鍵だ。農繁期の定期メンテは農家の「仕事効率を上げる投資」として売ることができる。
岡山の整骨院市場を一言で表すなら、「晴れの国が育てた患者予備軍を、まだ誰も本気で取りに行っていない市場」だ。
競合密度32院は全国平均を大幅に下回る。低競合の恩恵はある。しかしそれを活かすには、岡山固有の産業構造——農業と製造業——を理解した戦略が必要だ。
岡山で勝つための3原則
① 農業・製造業のどちらかに「特化の旗」を立てる
どちらも整骨院がまだ本気で取りに行っていない市場だ。「農家の腰を守る院」「製造業従事者が夜に来れる院」というポジションを先に取った院が市場を独占する。
② 農業カレンダーを集客に組み込む
農繁期前の予防訴求、農閑期の集中来院促進。岡山固有の季節集客を設計している院は、全国の教科書的なMEO戦術より高い効果を出せる。
③ 総社市・早島町への先行投資を今考える
成長エリアへの分院出店は「早く動いた院が地域一番院になる」ゲームだ。既存院を安定させながら、次の出店候補地として今から情報収集を始める。
岡山の整骨院市場は、農業と製造業という強い産業基盤に支えられた底堅い需要を持つ。その需要を本気で掘り起こした院が、次の繁盛院になる。
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著者プロフィール:宮澤 駿
ピュアグロース株式会社 ヘルスケア事業本部 本部長
大学卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。入社後は12年間、整骨院を中心に治療院業界のコンサルティングに特化し、成功事例企業を多数輩出。業界のM&Aにも携わりながら、部長として社内マネジメントも経験。「お客様の純粋な成長」を実現掲げるピュアグロースの理念に共感しヘルスケア事業本部を2026年4月に立ち上げ。パーソナルパーパスは「業界・企業・人の可能性を信じ、伴走し、未来を共に創る」。
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本レポートはR4衛生行政報告例(厚生労働省)確定データ・各種公開統計および業界調査をもとに執筆しています。